ここでは筆と仲良くなり、漢字を楽しく書けるようになる練習方法を紹介していきます。基本を学ぶことで美しい字を書くことができるようになることはもちろん、筆文字の鑑賞方法も変わることでしょう。
はじめまして。金沢の書道用品店『神那堂 (かんなどう) 』の濱川と申します。
それでは漢字を楽しみながら描く練習をしてみましょう。
①横線の練習
横線を引いてみましょう。その際に気を付けるのがトンと点を打ち一定のリズムでスーッと線をいいた後、最後にトンと点を打って筆を離します。その際に若干右上がりになるようにするのがコツです。
②縦線の練習
同じトン・スーッ・トンのリズムで縦線を引いていきます。その際に最初の点は斜めに打つのがポイントです。
③左はらいの練習
左はらいの練習です。トンと斜めに点を打ち、そのまますーっと斜め左にゆっくりと線を書きます。ある程度の長さになったら筆を持ち上げて紙から離します。
④右はらいの練習
右はらいの練習です。そのまま筆を紙に近づけ、右斜め下に伸ばします。その際に一番太いところで一度筆を止め、角度を変えて筆を持ち上げて紙から離します。
いかがでしたでしょうか？これらを練習することで緩急のある漢字が書けるようになります。次回は他の要素の練習をしてみましょう。